「音楽」は、国際の授業の中では、特に大切にしている教科。
でも、せっかくやるならば楽器を弾くだけではなく、作るところからスタートしちゃおう♪ ということで、今回は「カホン」を作ります。
カホンというのはスペイン人に奴隷として連れてこられたアフリカ人が、南米ペルーで作り出した楽器。アフリカで使っていた「トーキングドラム(ドラムのリズムや音色で遠くの人と会話できる楽器)」の代わりに、ワインの入っていた箱を叩きはじめたことから生まれたんだそうです。
こちらはM先生が少し前に作っていたもの。叩いてみるとドラムセットのような、思ったよりも大きな音が出ます。
これはショルダーカホンといってカバンみたいに肩から提げていますが、本来カホンはまたがって座って演奏する楽器です。
などなど、そんな感じで席に座った授業は終わり……、さて、実際に作っていきます♪
届いた制作キットの箱を開けると、こんな感じのものが入っています。
「電動ドリルは初めて」というSくん。慣れない工具に四苦八苦しながらも、協力して作業は順調に進みます。みんなに頑張ってもらいたいので、先生はBGM担当兼カメラ係兼応援団です♪
完成すると、裏側に穴が空いていてごみ箱と間違われそうな楽器ですが、ただの箱じゃぁありません。「バズ音」という雑音を出す装置をあれこれと仕込むことによって、味わいのある音が出ます。その装置もみんなで作ります。
途中で「パキっ」という音がしましたが、力のかからないところなので気にしない、気にしない♪
男子が頑張って形を完成させたら、今度は女子がそこに絵を描いて、楽器は完成です。
どんなデザインになるのか、どんな音がするのか、みんながどんな曲を演奏するのか……、楽しみです♪