2020/02/10

泥水、飲んでみませんか?

と、いきなりセンシティブなタイトルを付けてみましたが……。


午後の授業で水について勉強しました。
普段、何となく飲んだり、料理や洗い物に使ったりしている水。
どうやって皆さんのもとに届くか、知っていますか?


前半は水戸市の浄水場の紹介動画をお借りして、水道水ができるまでをみんなで学習。


水道水は、川の水の中にある汚れを塊にして沈殿させた後殺菌処理して、水質検査を受け、合格したら水道管に送られて、皆さんの家に届くそうです。
(と、簡単な一文で書きましたが、実際はとても多くの行程を経て作られています。また、各浄水場では「安全」なだけではなく「美味しい」水を作ることにもこだわっているんだとか。)

飲み水として使えるかを決める水質検査のチェック項目は、全部で51項目もあるんだとか……Σ(・ω・ノ)ノ!
また、国際連合に加盟している国や地域は現在200弱ありますが、その中で、水道水がゴクゴク飲めるのは、日本を含む13ヵ国ほどしかないんだとか……Σ(゚Д゚)!


後半は、「もし、安全な水道水が手に入らなくなったら!」という想定で、皆で簡易浄水器を作ってみました。

そこで、「泥水、飲んでみませんか?」、です。

もちろん、ホンモノの泥水をみんなで飲んでしまうワケには行かないので、ココアを浄水器でろ過してみます。




重ねたペットボトルに、洗った砂利・活性炭・砂がフィルターとして入っています。
ホントに、こんなものでココアが真水に戻るのでしょうか……。

で、上からココアを注いでみると……。


こんな感じ。
浄水器を作ったときに、活性炭の粒が中にこぼれてしまっていますが、出てきたココアは、色がほとんどなくなりました!
味は……。
さすがに、もともとココアではありますが生徒に「飲め飲め~」とは勧められないので、先生が舐めてみたところ、「飲み終わったアイスココアの氷が解けたのを飲んだような」味でした。もう少し活性炭の層を増やしたら、もっときれいになったかも……。

でも、この浄水器が使える、というのは分かりましたね!


ちなみに、ココアの色のもと?の粉たちは、一番上の砂の層で完全にブロックされていました。

他にもビニルシートとコップがあればできる「蒸発」を使った水を作る方法、海水などを沸かしてその水蒸気から水を作る方法などを学びました。

万一の時に、ちょっとでも思い出せたらいいですね。


ただし、きれいに見えても飲む前に加熱殺菌してから飲むことは忘れずに!


2020/02/07

ミクロな世界を覗いてみよう その2

先日、スマホ顕微鏡で紙幣(隠し文字)や砂糖の結晶、ヒヤシンスの薄片などを観察したのですが……。

なんと、I先生が自宅に保管していた顕微鏡を持ってきてくれました!
レーウェンフック式ではなく、ちゃんとした光学顕微鏡です。
となれば、当然、使ってみたくなりますよね♪

ということで、早速授業です!


まずは、各部の名称の確認と、使い方の確認。
使い方が分かってないと、プレパラートやレンズを傷めてしまいます。
(M先生はメンテナンス中にカバーガラスを割ってしまいました……m(_ _)m)


使い方が分かったら、早速観察!
写真がうまく撮れなかったので画像がなくて残念ですが、動物好きな3年生Iくんが「アオミドロ」「ヨコエビ」「カイミジンコ」などが入った水槽の水を採取してきてくれました。また、鉢植えの土からは「ダニ(の一種)」も……。
それらをみんなで順番に見てみます。





Iくんの発案で、光源として明るすぎない懐中電灯を使用しています。

「うわッ、キモッ!」
とか、
「案外カワイイ……」
とか、
「ミジンコって心臓あるんだ!」
などなど、生徒一人ひとりに様々な感想や発見があったようです。


どうやら顕微鏡の箱には、撮影か投影ができる機材も入っている様子。
次回使うときは、写真撮影にチャレンジしてみましょう!