吝嗇
(読み:りんしょく 意味:ケチなこと)
吝も嗇も訓読みで「やぶさか」と読むそうです。
ということは「やぶさかではない」という表現は「ケチなことは言わない、喜んで協力しますよ!」という積極的な肯定を意味する言葉、ということになるそうなのですが……。
そういうニュアンス、ありますか?
今日の午後は「常識力テスト」。
皆さんが受ける就職試験などで「一般教養試験」などの呼び名で実施されているテストの模擬問題をみんなで解いてみました。
国、数、英の3教科のテストです。
その中の、国語の問題に出ていたのが、この「やぶさかではない」。
問 次の「(かっこ)」内の言葉の意味として最も適切なものを後の①~④から一つ選びなさい。
途上国に発展を支援するのに「やぶさかではない」。
① 無関心ではない
② 嫌がっているわけではない
③ 疑っているわけではない
④ 喜んでそれをしたい
……、M先生は国語の先生ですが、この問題、間違えました。
一般的に「やぶさかではない」という場合、話者には「やらなくはないけれど、好きこのんではやらないよ」という雰囲気があると思うんです。だから②にしてしまいました(^_^;)。
でも、正解は④。……やられました。
日本語って意外に難しいものです。
皆さんの中にも②を選んだ人、いますよね?、っよねっ!?
もっとも、そういう意外性があるから、言葉を覚えるのは楽しいことなのですが……。