2015/06/29

楽器作り その4

カホンの箱が完成して、作業がデザイン組にバトンタッチされてきました♪
 
 
今日の作業は各面の下絵作りと下書きです。
先週からそれぞれに考えていたデザインを描いてみます。




「誰かに併せて雰囲気をまとめないこと!」

これがルールです。その結果、見事に面ごとのデザインはバラバラになりました♪


次は下絵を箱に描き込みます。






デザインがアンパンマンでも、描く生徒の目は真剣です!
箱を縦にしたまま描くのは大変ですが、何とかみんな、描き込むことができました。


来週はいよいよこれにアクリル絵の具で色を付けて、乾けばやっと、楽器が完成します!
来週は汚れてもいいかっこうをしてきてくださいね♪

2015/06/24

楽器作り その3

水曜日は男の子たちがカホン作りを進める日です。

今日はいよいよ、打面もネジ留めして「枠」が「箱」になりました♪




錐を使うのは初めてというSくん、はじめはぎこちない手つきでしたが、すぐにコツをつかんで使いこなしていきます!




スナッピーを仕込んで……。






打面をネジ留め。思ったよりも力のいる作業です。






最後に裏板をボンドで貼りつけたら、ついに「箱」の完成!
重しを乗せて、ゆっくり乾かします。

次回は縁の部分をやすりで削って、座っても痛くない箱にします。そうしたら、デザイン係の女の子たちにバトンタッチです!


こういった手先を使った作業は、やりなれていないと難しいものですが、すぐにコツをつかんでどんどんできるようになっていくのが、みんなの強みです。

この一回一回の「経験」が将来、一生使っていける「能力」になりますから、これからも色々なことにチャレンジしていきましょう♪

2015/06/22

色紙作り

楽器作りと並行して、色紙作りの授業がスタートしました。

こんな感じの色紙を作ります。




こちらは先生が作ったお手本です。
百人一首から好きなものを選んで(古典)、毛筆でかな文字を書き(書道)、絵を描いた画用紙で裏打ち(美術)します。

(先生側からですが、)難しい話をすると、20年ほど前から小中学校を中心に始まった「合科指導」というスタイルの授業です。
今回は3つの科目が組み合わさって一つの作品ができ上がっています。
生徒のみなさんから見てみれば、「一粒で三度おいしい」授業ですね♪


初回の今日は「行書」の形になれるため、気になる和歌を選んでから先生に歌の意味や背景を教わって、鉛筆を使って紙に書いてみます。




行書は普段書いている楷書とは形や筆順が異なることがあるため、やっぱり四苦八苦。「も」は画が一本減っていたりするし、「る」は小さい子が間違えて書いたみたいになっているし……。

それでも、何回か書いているうちに、なぜそんな形になっているかが見えてくると面白くなります♪




左がお手本をなぞり書きしたもの。右(赤線が入っているもの)がお手本を見て書いたもの。
初回とは思えない上手さに驚きです!


次回からは毛筆に持ち替えて、ゆっくりと納得できる字を書けるように練習します。完成までに時間がかかりますが、どんなものができ上がるか、今から楽しみです♪

2015/06/19

朝学習part2

漢字の朝学習を続けています。
みんなすぐに慣れて、だんだん書ける漢字が増えてきました
そう。まちがえてもいいから、どんどん書いて使ってみよう!

少し英語の朝学習もやってみたいと思い
10分間のKiso Eigo for Adult Learnersを聴いてみました。マレーシア旅行の話です。
「コーヒー代を払わせて」はLet me pay for your coffee.
するとその直後・・・

生徒同士でThank you.それに対してYou're welcome!と会話しているではありませんか:)

みんな英語に苦手意識があるようですが、英語のレポートには真摯に取り組んでいて偉いです。レポート以外でも、気軽に楽しんで英語に触れられるようにしたいと思います。



2015/06/18

メンテナンス

調子の悪くなっていたギターのメンテナンスをしました。

壊れていたペグを交換して、全体のクリーニングと弦の張り替えをしてあります。
これで来週から思う存分、練習に集中できますね♪




今回は部品の交換もあったので先生がやってしまいましたが、先生自身は、楽器の演奏は上手い下手に関係なく、準備、チューニング、演奏、片づけ、メンテナンスなど、全部を一人でできるようになってやっと一人前だと思っています。
ほら、野球やサッカーでも、道具を大切にする人ほど上手くなるって言うでしょう? ほら、シューズやグローブを磨いたりして……。

もちろん、はじめからメンテナンスができる人はいないし、いきなりそれを押し付けたりはしませんが、ちょっとずつでも、自分でできるようになるといいですね。
先生も、ネットであれこれ調べたり、いじった結果むしろ調子が悪くなって焦ったりの繰り返しで、できるようになりました。

次回から少しずつ覚えて行きましょう。失敗してもそこから学べることはたくさんありますから♪

2015/06/17

楽器作り その2

本日の午後は、カホン作りの続きです。


今日は打面をネジ留めできるように木の枠を付ける作業ですが、この頃湿気が高いせいでしょうか、思った以上に木材に「狂い」が出てきていて、またまた四苦八苦……!

作り方の説明書ではスポッとはまるはずのところがはまらなかったり、ボンドで貼りつけた木が浮いてきてしまったり……。




途中でTくんが洗濯バサミを買いに、100均まで走ってくれました。

貼りつけたボンドが乾かないと次の作業に移れないので、今日はここまで。




思った以上に手間のかかる楽器作りですが、その分、でき上がっての演奏が楽しみになるもの。完成まで、頑張って行きましょう!

ちなみに、デザインの方もこっそりと進んでいます。
キギョーヒミツ!なのでまだお見せできませんが、完成したら面白いデザインのカホンになりそうです♪

2015/06/15

楽器の練習♪

毎週月曜日は、放課後にギターとベースの練習をしています。




まだまだ「カエルの歌」くらいしか弾けない初心者ですが、「秋風祭でミニライヴをしよう!」を目標に頑張っています♪
(※ ベースで「カエルの歌」は意外に難しいです!)


今日は、草加本校から音楽系男子が応援に駆けつけてくれました。おかげで音楽室はこのにぎわい。中には越谷校で制作中のカホンを見たくて来た生徒もいたようですが……♪






ストロークの方法や、コードを押さえる指の形など、たくさんのことを勉強できました。

でも、一番うれしかったのは、普段は自分たちだけ、特に楽器単位では自分一人だけでの練習ですが、他にも同じ楽器を練習している「仲間」がいる、というのを実感できたことではないでしょうか。



来週には、草加本校からお借りしているエレキギターの修理も終わって弦の固いアコースティックから持ち換えられます。ゆっくりでいいので楽しんで練習して、秋風祭のライヴ、成功させましょう♪

2015/06/10

楽器作り その1

今日から、午後の授業で楽器作りがスタートしました。


「音楽」は、国際の授業の中では、特に大切にしている教科。
でも、せっかくやるならば楽器を弾くだけではなく、作るところからスタートしちゃおう♪ ということで、今回は「カホン」を作ります。




カホンというのはスペイン人に奴隷として連れてこられたアフリカ人が、南米ペルーで作り出した楽器。アフリカで使っていた「トーキングドラム(ドラムのリズムや音色で遠くの人と会話できる楽器)」の代わりに、ワインの入っていた箱を叩きはじめたことから生まれたんだそうです。




こちらはM先生が少し前に作っていたもの。叩いてみるとドラムセットのような、思ったよりも大きな音が出ます。
これはショルダーカホンといってカバンみたいに肩から提げていますが、本来カホンはまたがって座って演奏する楽器です。


などなど、そんな感じで席に座った授業は終わり……、さて、実際に作っていきます♪




届いた制作キットの箱を開けると、こんな感じのものが入っています。




「電動ドリルは初めて」というSくん。慣れない工具に四苦八苦しながらも、協力して作業は順調に進みます。みんなに頑張ってもらいたいので、先生はBGM担当兼カメラ係兼応援団です♪




完成すると、裏側に穴が空いていてごみ箱と間違われそうな楽器ですが、ただの箱じゃぁありません。「バズ音」という雑音を出す装置をあれこれと仕込むことによって、味わいのある音が出ます。その装置もみんなで作ります。

途中で「パキっ」という音がしましたが、力のかからないところなので気にしない、気にしない♪




男子が頑張って形を完成させたら、今度は女子がそこに絵を描いて、楽器は完成です。

どんなデザインになるのか、どんな音がするのか、みんながどんな曲を演奏するのか……、楽しみです♪

2015/06/03

レタリングに挑戦!

午後の授業で「レタリング」に挑戦しました。
レタリングというのはデザインされた文字を書くことですが、今回はゴシック体と明朝体の「永」の字を、お手本から拡大して描いてみますます。



まず、お手本の画(かく)の中心に線を引き、その位置を大きなマス目に合せて写します。この作業は「骨書き」というとか。


続いて骨の周りに実際の文字になるように線を引きながら太さを決めて行きます。この作業は「肉付け」と言うそうです。


肉付けが済んで形が決まったら文字の輪郭を清書。骨、肉、と来たら次は皮。本当に「皮を書く」とか言われているそうです。


最後にはじめに書いた骨など、いらない線を消して完成。初めて描いたわりに、どうですか、この完成度♪


レタリングは、現代のようにコンピュータが普及するまで、看板職人さんや印刷業の方がよく行っていた方法なんだそうです。文化祭など、大きな文字が必要な時に役立てられるといいですね。